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お気楽トコの幸せタペストリー

何気ない日常の生活の中に多くの幸せがある…そんな幸せを綴っていきたい… 生きてるって幸せなんだなあと伝えたい…
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母と観る「おくりびと」

10月もお気楽トコのブログに訪れてくださって本当にありがとうございます!

仕事で新しい部署に異動し、3か月。

自分の全く知らない業種に携わることになり
右往左往しながら、周りの同僚の方や
周りの後輩たちに助けられ
どうにか10月を迎えることができました。

チームのメンバーはお互いを助けようとする優しい人ばかり…

それなのに私は仕事の覚えが悪く
時間がかかって残業になり、
実は先週の木曜は体ががちがちに固まっている感覚になって、
周りの人の言葉が脳に入って来ない状態になりました。

そう、自分で自分のことを責める状況になっていたのです。

仕事がまだ完璧に理解できないことの自分へのいらだち。

要領の悪さと仕事の複雑さ。

そして11月からはの会社をあげてのイベントを控え、
このままで私はやっていけるだろうかと
不安になっていました。

自分が腹をくくって、仕事をやっていくか
逃げだすかのどちらか決まらないから
不安になる…

それをお昼仲間に話したら
ゆっくり眠ることが一番大切だと言われ、
土曜の今日は、ひさしぶりにお昼近くまで眠っていました。



そんな今日の午後、晴れた天気の西日が差し込んできたころ、
のそのそと起き上がったら、
母がモントリオール映画祭で
賞をとった「おくりびと」を観に行きたいと言いだしました。

がんの父を家族で自宅で看取った経緯から
母にとっては
「おくりびと」のフレーズや
新聞などの映画の批評から
どうも、その映画が気になっていたようでした。

母とゆっくり話すのも久しぶり。

そして、先月、自分の中で母との葛藤をクリアにしようと
アドラー心理学のセミナーに参加したこともあり、
この機会は偶然じゃないと感じ、気分転換も兼ねて
私は一緒に出かけることにしました。

二人で日が傾き始めた夕刻、自宅を出て、
4キロ近く離れている品川プリンスの映画館へ
歩きながら向いました。

高層ビルやマンションから店頭の電気をつけはじめた
居酒屋や奥様たちが買い物を買っている八百屋の並ぶ
下町の風情のある商店街を通り
約1時間歩いて映画館に着きました。

そして軽く映画館内にあるカフェでBLTサンドを分け合い
コーヒーを
飲みながらひさしぶりの母の主語がなく、
途中で誰が誰かわからなくなる、不思議な(笑)日常の会話を聴いたあと
映画館の中へ。


雪の吹雪の中を走る車のシーンから映画は始りました。

「おくりびと」

それは亡くなった人のご遺体をきれいにふき、着物を取り換え
納棺をする技術のある人たちのことです。

運命なのかそれともなにかに呼ばれたのか
もともとオーケストラのチェロ奏者だったのに
おくりびとの仕事を地元山形ですることになった主人公(本木雅弘さん)。
そしてその仕事に就かせた社長(山崎努さん)。

死を迎えた遺体と
それに向き合う家族や知り合いの人たち。

死んだ直後はそのことを受け入れられず、
家族のいろんな想いが交錯している中、
遺体の体を拭き、着ている物を、おくりだすための着物の着替えさせて
納棺するおくりびと。


「死んでいく」とは何か?

「家族との別れ」「つながり」はどんなことか?

重いテーマのように感じるのですが
実はだれもが家族や身内で体験したり
最後は自分が体験することになる「事実」


山形の庄内の山並みや
田んぼ
清流の美しい自然の中で季節は巡り、

登場人物たちの「動揺」や「とまどい」そして
夫婦や家族の生活のぬくもりが伝わってくる
愛情にあふれた「死」に

映画だとわかっていても涙がとまりませんでした。

映画中、
生きている感覚としての
「おいしいものを食べる」
「銭湯のぬくもり」
「音楽を聴く」
「肌にふれる」
という生の感覚の重要さ。

そして「石を贈る」シーンで父と弟のことを思い出していました。


父が亡くなる2か月前、
私は虫の知らせが働いたのか
弟に頼んで、
父の故郷にお墓参りに行ってもらいました。

父の故郷は長崎の平戸という長崎から自動車で約3時間かかる
田舎の島です。

行くまでは
「なぜおれが行かなくてはいけないのか?」と
ぶーぶー文句を言ってた弟が
お墓参りをすませ、3日後に寝ている父の横に座り
興奮して語り始めました。

「お父さん、絶対一緒に平戸に帰ろう!

おれ、わかったんだ、お父さんがどんなに
田舎の人たちを大切にしてきたか。

みんながおれに優しくしてくれた。

それはお父さんが田舎の人や親戚の人に
優しくしてくれたからなんだ。

おれ、お父さんのこと本当は嫌いだった。

だけど、今はその気持ちがなくなった。

お父さん、お父さんの生まれた家のあった場所から
石を拾ってきたんだ。

絶対、平戸に一緒に行こう!」


そう言って、父の手のひらに石を握らせ、
父は涙を流していました。

そして、結局父は平戸には帰れませんでした。

石は納棺のときに入れられました。

しかし、弟から石を贈られた父の気持ちは
どんなにうれしかったことだろうと
この映画を観て感じずにはいられませんでした。


そして改めて私の「生きる」に対して思っています。

あと何年、何十年生きるかわからないけど
多くの出逢う人と生きていく「私」。


映画の主人公が「夢」だと思っていたチェロ奏者が
実は「夢」ではなかったと気づいたくだり、
そして
「おくりびと」をすることになってから出逢う
おくられる人たちとのつながり…

おくりびとの仕事をなぜか「まともな仕事じゃない」と見て接する人たち…

どれもがいまの私に響きました。

最後、私はだれに看取られるのだろうか…

そして誰をまた看取るのだろうか…

そして涙は出ても
劇場を出たときは心がやわらかく、

とっても家族や私の周りにいる人が愛しく思えました。


母に感謝しながら看取ってあげたい、

そしてそれよりも前に生きてる間に母に優しくしたい。

母に対する気持ちの変化と生きてることを感じている夜でした。


今日もお気楽トコのブログを読んでくださってありがとうございました。

お気楽じゃない感じになっていた先週ですが、
良い方向にいくと自分を信じていきたいなあと思っています。

このブログを読んでくださったみなさんが

10月、素晴らしい月になりますように!






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この記事のコメント

「おくりびと」

さそうあきらの漫画版「おくりびと」を読み、久しぶりに漫画で泣きました。

普段、邦画は全く観ないわたくしなのですが「おくりびと」はぜひ、観たいと思いました。

とこちゃんの感想ですでにもう、涙がでそうです。
2008-10-05 Sun 19:04 | URL | レインボー #-[ 内容変更] | top↑
レインボーさん

レインさん、コメントをいつも本当にありがとう。

漫画があったんですね、知りませんでした。

流れる涙は、
産まれて、生きて、そして誰かと接し、
この世にいる人なら
自然と流れる普遍の涙のような気がします。

レインさんと語りたい気分になりました。

いつも愛にあふれたコメントを本当にありがとう!
2008-10-05 Sun 22:24 | URL | トコです #-[ 内容変更] | top↑
なぜか、トコちゃんの今日のブログをみて、
なぜか、「宝ものを見つける人」


という言葉が浮かんだ。
何でだろ??

トコちゃんは、日常や身近な人のことを
つづる中に、
何か、宝物を見つけたように、感じるんだろうか??

不思議・・・・
2008-10-05 Sun 23:45 | URL | 順子 #/8rhNGvs[ 内容変更] | top↑
ほんとうに、またトコちゃんの文章を読んで
自分の中の何かがふるふる震えました。

いつも原点に戻れるような
素敵な文章を私達に贈ってくれて
どうもありがとう!
2008-10-06 Mon 01:00 | URL | たま #-[ 内容変更] | top↑
順子さん

コメント本当にありがとう!

生まれてから、物を得たり、
ときとして、自分のやりたいことに
躍起になったりするけど

死ぬときに、人は
「ああ、幸せだったなあ」
「ああ、ありがたかったなあ」と
いろんな体験を思い出し
それを天国に持って帰るような気がします。

そして死は、
生きてる人にとって
実はゴールであり、財産なんだよね。

コメントありがとうね!私も気づいたことが
いっぱいありました。
2008-10-06 Mon 06:09 | URL | トコです #-[ 内容変更] | top↑
たまちゃん

メッセージ本当にありがとう!

心の奥の
魂はその輝きの意味を
本当は知っている…

私が感じるのは、
どんな人の人生も
その人なりに一生懸命生きて

そして、誰もが、
人と接することで、
愛を学んだり、感情を体験したりできる。

本当に生きていく上で大切なものを
魂はわかっている…

だから、
映画とわかっていても
その死の場面や
家族のやりとりで
自然と涙が出るのかもしれない…。

そんなことをたまちゃんのメッセージから
気づきました。

いつもコメントありがとう。

そして私もたまちゃんのブログから
いつもパワーをもらっているよ♪ありがとう。
http://blog.goo.ne.jp/mikako88
2008-10-06 Mon 06:17 | URL | トコです #-[ 内容変更] | top↑
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