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お気楽トコの幸せタペストリー

何気ない日常の生活の中に多くの幸せがある…そんな幸せを綴っていきたい… 生きてるって幸せなんだなあと伝えたい…
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父の三回忌 (その1)…父の出発した港を思い出す

今日もお気楽トコのブログに来ていただきありがとうございます。

明日は父が亡くなって、2年目の命日です。

私の両親の出身は、長崎の平戸というところです。

今でこそ橋がかかっていますが昔はフェリーでしか渡れない島でした。

江戸時代末期は隠れキリシタンや南蛮渡来で有名な場所で
教会と仏教のお寺が点在し、今でもその双方とも
信仰心が厚い土地柄です。

青々とした海と点在する小さな島々の自然美あふれる土地に、
病床で寝ているときも父はずーっと帰りたがっていました。


結局、父の望みはかなえられませんでしたが、
昨年、私と母が平戸に行くことができました。

母が先に平戸に出発したため、
私は休みの関係でひとり福岡から、高速バスで佐賀の伊万里経由で
平戸へ帰りました。

佐世保でバスを乗り換えて
お客さんが私を入れて5人しかいないバスの
後ろから5列目の窓際に私は座り一般道の田舎道を眺めていました。

1時間くらい走ったあと
急に、視界に青いブルーの海がキラキラ光っているのが見えました。

海には小さい島がいくつか浮かんでいて、
大きな赤い鉄橋の先に
周りの島より少し大きい、
緑の丘のように浮いて見える島が平戸だと気がつきました。

静かな波のキラキラ光る海の色と青々とした緑のコントラストが
美しく、思わず前方へ身を乗り出しました。

「ほら、お父さん、ずーっと帰りたかった平戸だよ。
綺麗だね。見える?」
心の中で言いながら、気づいたらボロボロ泣いている
自分がいました。

「一緒に帰ってきたかったね。
一緒に来てるよね…。」

バスに同乗していた人はまばらでしたが、
もし、私が泣いているのに気がついたら、
たぶん、この人、失恋でもしたのかなあと思われたことでしょう。


そして、着いた平戸は人影もまばらで、
私が小さいころ訪れたころよりさらに人が少なくなっているように
感じました。

コンビニはもちろん、お店すらなかなか見当たらない
こんなに東京から離れた島から、
父も母も旅立って今まで一生懸命がんばってきたんだ…。

小さいころは、
ただ「遠いところだなあ」としか思っていなかった平戸を
改めて訪れて、
父は高校を卒業して10代で「夢」を持ってこの島を出発し、
いろんなことを乗り越えて
最後は東京でがんばっていたということを理解したとき
父の強さと、自分を信じて進んできた父の信念を
初めて見せつけられた気がしました。

父はこの平戸を心から愛していたんだ、
平戸があったからがんばれたんだ…

そして、父が自分の生まれた土地で
再び生活したかったのに、
結局帰ってこれなかったという
時間の重みが私の心を揺さぶりました。

父の無念を感じながら、

「私、まだまだ がんばれるはず!」

父が40年以上前に見たであろう
父が出発したのと同じ港に立って
父の強い想いを受け取った気がしました。


そして今日は父の3回忌法要でした。

結局、父のお墓は平戸ではなく、
現在の住まい近くの品川のとあるお寺になりました。

和尚さんの優しく私たち家族を思ってくださるお説教を伺いながら
ほのぼのとした雰囲気で、3回忌の法要を終えました。

帰り際、父の死後の2年間を振り返り、
「3回忌を終えてホッとしたね。」と弟に言ったとき
「これからが新しいステージだね。」と
弟から言われました。

そう、これからがまた新しいステージなんだ!

1年前に立った、平戸の小さな港を思い出しながら、
私も一歩前進しようと改めて誓った夜でした。


今日も読んでくれてありがとうございました。

読んでくださった皆さんの「新しい」明日が素晴らしい一日になりますように!


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