お気楽トコの幸せタペストリー

何気ない日常の生活の中に多くの幸せがある…そんな幸せを綴っていきたい… 生きてるって幸せなんだなあと伝えたい…
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迎え火

今日から旧暦のお盆。

我が家では父が帰ってくると母が本当にうれしそうに

お盆の準備をしていました。

「今日だけじゃなくて仏壇に向かって

いっつもお母さん、お父さんに話してるじゃん。」

「そうよ、でも今日はちゃんと帰ってくるのよ。」と

母はウキウキしながら意に介さない返事をしました。



我が家は禅宗のため、その宗派の飾り方を田舎から教わったり

最初のころは見よう見まねでやっていたのですが、

今年は早いものでお盆も4回目。

つまり父がなくなって丸3年が過ぎていることになります。


仏壇に敷物を敷いて、果物や、牛や馬のわらでできた人形を飾り

それからお団子を作ってお供えし、

家紋の入った豆電球で明かりのつく提灯を組み立て、

お花もきれいに飾って時間はすでに夜の7時。


「さあ、迎え火をつけるわよ!」と

気合の入った母と狭い玄関に向かい

玄関の扉をあけ、

迎え火専用の器の中で

母とオバラという植物の茎を乾燥させたものに

火をつけました。


赤々と燃える火と立ち上る煙。


我が家は東京湾に面している建物の10階にあり、

ちょうど羽田空港に着陸する前の飛行機の灯りが正面に見えました。


「お父さん、この迎え火、わかるかな?」

飛行機や、お台場の灯りをみながら、一人つぶやく私。

それとは対照的に、

「お父さんお帰りなさい。

お酒用意しなきゃね!」

すぐに玄関をあがり、姿のない父に声をかける母。


そして、そのあと強制的に、私は母から仏壇の前に座らされ、

般若心経などのお経を上げて

父を迎える、今日のイベントは終了しました。

「お父さん、やっとトシコ(私の本名)も仕事に行きました。

こうやってお経もいっしょに上げることもできました。」

そう仏壇に向かって声に出した母が

振り返って私こう言いました。

「今日はありがとう!

お父さんに代わってお礼を言うわ。」

以前より優しくなった母の言葉に

なぜだか、急に照れ臭く、そして寂しくなった私は

「あっ…そう、

私、お風呂に入ってくるー。」とそそくさとたちあがって

自分の部屋に戻りました。


お父さん、今日ちゃんとお母さんの夢に出てきてあげてね!






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この記事のコメント

そうですね。お盆ですね。

昨年、義理の母が無くなって今年が新盆にあたり、昨日はお寺のお施餓鬼会に行ってきました。そして、仏様をお迎えしてお盆を過ごします。

故人、ご先祖様を偲ぶことで自分を支えてくれる大きな存在に繋がっていく、まるでニューロロジカルのワークのようですね。
2009-08-14 Fri 12:16 | URL | Bill #-[ 内容変更] | top↑
Billさん

コメント本当にありがとうございます。

奥様のお母様の新盆だったんですね。

新盆はまた特別な想いがおありになったのではないでしょうか。

おっしゃるように先祖が戻ってくると思うだけで

自分の「生」を通じて、脈々と困難を乗り越え生きてくれた

先祖とつながれるのかもしれませんね。


そして、お盆の時期、今、生きている家族や親族との会話

で繋がりを感じれることは

一番暑い時期を家族と過ごせる大切な時期なのかも

しれませんね。


Billさんのコメントをいただき、

「自分」をとおして、

過去、未来と現在の繋がりがどんどん広がっていくのを感

じました。

ありがとうございました!
2009-08-14 Fri 22:43 | URL | TOKO #-[ 内容変更] | top↑
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